何がどう違うの?『ほりにし』と『金のほりにし』の違いを見る!

こんにちは、soratoieです。

みなさんは『ほりにし』という調味料をご存知でしょうか。
巷では色々な種類のアウトドアスパイスが出ていてどれを選べばいいか頭を悩ませてしまいますが、その中で『ほりにし』は2019年の4月にアウトドアスパイスの最初の先駆者として誕生しました。

最近ではアウトドアショップに限らず広く世に流通するようになりました。
うちでもよく利用する多国籍食品ショップのKALDIコーヒーファームにも置いてあったり、今ではキャンプに使うだけではなく自宅用としても利用されるようになっています。

KALDIのスパイス置き場

そんなアウトドアスパイスであるほりにし、現在は下記の4種類が販売されています。

ほりにしの種類
  1. ほりにし
  2. 金のほりにし(ほりにしプレミアム)
  3. ほりにしレッド(ほりにし辛口)
  4. ほりにしブラック(燻製スパイス)

今回はその中でも、我が家で活躍している『ほりにし』と『金のほりにし』の味の違いについて、原材料の違いから、実際に食べ比べてみてどう違うのかを比較してみます。

スタンダードなほりにしと、金のほりにしの違いは何なのでしょうか!?

ほりにしと金のほりにし

ほりにしは、和歌山県のアウトドアセレクトショップとして有名なOrangeでカリスマバイヤーをされている堀西さんが、なんと5年の歳月をかけて開発したアウトドアスパイスです。

この堀西さん、料理店で修行した経験もお持ちだそうです。その経験を活かし、ほりにしは肉だけでなく魚や野菜にも合う、正にアウトドアスパイスの名に恥じない調味料となりました。

ほりにし

ほりにしは素材の味を活かすためにあえて塩味が抑えられているのですが、にも関わらず物足りなさを感じさせません。その秘訣が日本人の舌にあうようにするための粉末醤油です。

結果、一般の人だけでなく子供にも受け入れられやすい味になっております。我が家でも様々なメニューで大活躍してくれています。

もちろん肉料理にも合う事、間違いなしです!

金のほりにし(ほりにしプレミアム)

金のほりにしは『ほりにしプレミアム』とも呼ばれ、当初は一般販売ではなくクラウドファンディングサイトであるMakuakeにて販売がスタートしました。

目標金額が30万円に対して、最終的な応援購入総額はなんと約5000万円!
桁が二桁も違います。目の錯覚かと思うくらいですが、それだけ期待されていた商品です。

出典:Makuake

特徴としては何と言っても、世界三大珍味の一つであるトリュフの中でも希少価値の高い「白トリュフ」と塩を合わせた「白トリュフソルト」が含まれている点です

白トリュフは「幻のキノコ」や「白いダイヤモンド」とも呼ばれ、黒いトリュフよりも濃厚な香りのする食材です。とても希少価値がある高価な食材ですので、まさに金のほりにしプレミアムの名を冠するのに相応しい素材でしょう。

原材料比較

では次に原材料をそれぞれ見てみましょう。

ほりにしの原材料表示
ほりにしプレミアムの原材料表示

原材料表示については、食品表示基準に則って原材料の多い順に表示されるようになっていますので、これを見ればおおよその違いがわかるはず。

ということで、原材料名の表示から違いを見比べてみました。

ほりにし ほりにしプレミアム
食塩食塩
ガーリックガーリック
黒コショウ黒コショウ
粉末醤油白トリュフソルト(プレミアムのみに含む)
赤唐辛子赤唐辛子
レッドベルペパー粉末醤油
陳皮レッドベルペパー
コリアンダーミルボアパウダー
ミルボアパウダーコリアンダー
植物油脂(ほりにしのみに含む)チキン調味料
チキン調味料パセリ
パセリパプリカ
パプリカオニオン
オニオン陳皮
ジンジャージンジャー
バジルバジル
オレガノオレガノ
マジョラムマジョラム
ローズマリーローズマリー
ローレルローレル
セロリーシードセロリーシード
調味料調味料
リン酸Ca香料(プレミアムのみに含む)
リン酸Ca

最上位に食塩が来ていることからわかるように、食塩が一番内容量としては多いです。

ですが、塩味がある程度抑えられているように感じるため、実際には他のスパイスも比較的多く入っているのではないかなと思います。どちらも多数のスパイスが使われていて、まさに元祖アウトドアスパイスと呼ぶにふさわしい内容です。

成分表示を見たところ違いとしては、『金のほりにし』は『ほりにし』と比べて主に下記のような違いがありました

『金のほりにし』と『ほりにし』の違い
  • 『金のほりにし』には白トリュフソルトが入っており、他スパイスより割合としても比較的多い
  • 『金のほりにし』の方が粉末醤油より赤唐辛子の割合が多い
  • 『金のほりにし』には植物油脂が使われていない
  • 『金のほりにし』には香料が追加されている
  • 『ほりにし』の方が全体のうち陳皮の割合が多め

という事がわかります。
白トリュフソルトの割合が上位に来ていますので、金のほりにしの高価な価格帯も納得です。

なお、私は料理人でもなければ特筆的な味覚の持ち主ではありませんので、その点留意していただけますと幸いです。美味しんぼの登場人物のように僅かな味の違いなどわかりませんので!

見た目の違い

次に見た目の違いを見てみましょう。
左がほりにしプレミアム、右がほりにしです。

まずノーマルなほりにしから。

様々なスパイスが混ざり合っていて、見るからに複雑な味わいを醸し出す気配を感じます。
見た目としても塩の結晶がそこまで多くないので、前述の通り塩以外のスパイスも割合としては多数配合されている事がよくわかります。

次のこちらがほりにしプレミアムです。見て分かる通り、明らかに色が違います。

白トリュフソルトがピンク色…というわけではないと思うのですが、これが白トリュフソルトなのでしょうか。

食べ比べ実食

アウトドアスパイスに一番合うのはやはり肉!とは思いますが、今回はシンプルに両スパイスの味の違いを見るべく、何もつけていない素のパスタを用意しました。

これにそれぞれのほりにしをふりかけて、味の違いを食べ比べしていきます。

ちなみに余談ですが、素のパスタに燻製オリーブオイル、ほりにしをかけるだけでアウトドア風パスタになります。めちゃくちゃ手軽なのでぜひ試してみてください。

ほりにし実食

ではまず、王道のほりにしから実食していきます。

見た目そんなに絡んでいないように見えますが、あまり大量にかけすぎてもしょっぱすぎますし結果としてこれくらいの量でちょうど良かったです。

スタンダードに美味しいですね!(笑)
ガーリック感と醤油の旨味があることで、特に日本人の舌に合った味になっています

さらに陳皮がここに加わる事で爽やかさがプラスされていますので、飽き辛い味に仕上がっています。

ほりにしプレミアム実食

では次にほりにしプレミアムの実食です。
見た目としては少しピンクがかっているのがわかりますが、明らかな違いとして圧倒的に香りが違います。

こ…これが白トリュフの香りなのか…というくらい芳醇な香りがします。
ちなみに私は白トリュフを食べたことはなかったので、これが白トリュフの香りであるという前提ではありますが!

パスタやリゾット、オムレツなどの卵料理にはとても合うそうです。一方で、白トリュフの香りや分量の違いもあり、通常のほりにしと比べ、ガーリックなどに代表されるパンチ力はだいぶ薄まっているように感じました。

まとめ

結論としては、香り高く料理を楽しみたいときは金のほりにしガツンとワイルドに楽しみたいときは通常のほりにしといった風に、使い分けると良いかなと思います。

世はアウトドアスパイスの戦国時代。
様々なスパイスが出ている上にどれがどう違うのか実際に味わってみないとわからない、というのがアウトドアスパイス選びの難しい点でもあり、面白いところかなと思います。

その中で、ほりにしは元祖アウト・ドアスパイスということで間違いのない美味しさです。まだ手にとった事がない方は、色々な場所で手に入りやすくなっていますので、ぜひお試しください!