SOTOフュージョンとスノーピークHOME&CAMP バーナーを徹底比較!

こんにちは、soratoieです。

キャンプといえばキャンプ飯、そしてコーヒーです!でお馴染みの私ですが、キャンプ飯を作るにせよお湯を沸かすにせよ必要なものは何でしょうか。

そう、火ですね。

もちろん火を熾して焚き火で料理をするのも最高ではありますが、準備に時間がかかりますし片付けも面倒なシーンもあると思います。

そこでガス缶を使って手軽に火を扱えるギアがバーナーです。

今回は価格帯は似ているものの性格的には全く異なるCB缶対応バーナー2種を比較してみました。

一つはSOTOから発売されているレギュレーターストーブ フュージョン。

もう一方はsnowpeakから発売されているHOME&CAMPバーナーです。

どちらも、バーナー未所持だった私が最初の一台として悩みに悩んだバーナーですので、私のように何かしらキャンプギアとしてバーナーは欲しいものの、どちらにするか悩む私のような優柔不断な人は是非参考にしてみてください。

結論

最初に結論をお伝えすると個人的にはこんな人にオススメだと考えます!
それぞれ向き不向きがありますが、ご自身の求めるキャンプスタイルに合わせて考えてみてください。

HOME&CAMPバーナーの方がおすすめな人はこんな人

  • 複数人のキャンプで大きい調理器具で料理したい人
  • 家庭でもカセットコンロ代わりに使いたい人
  • バーナーにオシャレさを求める人

フュージョンの方がおすすめな人はこんな人

  • 持ち運びの手軽さを求める人
  • ソロ〜ペアキャンプで調理器具が小さく済む人
  • 機械丸出しの武骨感が好きな人

スペック比較

両方とも見たことある方からしてみれば、収納時の見た目やサイズ感からして全然違うじゃないかと言われそうですが、まったくもってそのとおりです。

全然違いますので、似ているのは発売開始時期と価格帯くらいではないでしょうか。

それぞれのスペックを簡単にご紹介します。

SOTO レギュレーターストーブ FUSION(フュージョン)ST-330

外形寸法:350×120×90mm(使用時・本体のみ) 、150×75×90mm(収納時)
ゴトク径:165mm
重量:250g
発熱量:2.6kW(2,200kcal/h)
使用時間:約1.5時間

snow peak HOME&CAMPバーナー

外形寸法:301×346×120mm(使用時)、90×120×255mm(収納時)
ゴトク径:300mm(円状の直径と仮定した場合)
重量:1.4kg
発熱量:2.4kw(2100kcal/h)
使用時間:約1.8時間

大きさと重さは圧倒的にHOME&CAMPバーナーの方が重くて大きい事がわかります。

発熱量はフュージョンの方が高いので火力はこちらの方が高く、HOME&CAMPバーナーの方では発熱量が低い代わりに使用時間が長くなっているようです。

違いを徹底比較

数字だけではイメージしづらいと思いますので、実際に比較検証していきましょう!

大きさ

まず両方とも収納した状態での大きさ比較です。

うん、わかってはいましたが圧倒的にフュージョンの方が小さいですね。HOME&CAMPバーナーの方も機構を考えればよく収納できているのですが、フュージョンのミニマムな機構に比べるとその違いは歴然です。

次に両方とも展開した状態です。ゴトクの径は圧倒的にHOME&CAMPバーナーの方が明らかに大きいですね。大きい鍋を使うならこちらの方が安定していそうです。

一方でフュージョンの方はテーブルの場所を取らず、コンパクトに利用する事ができます。

ゴトクの高さは2cmほどHOME&CAMPバーナーの方が高いです。

熱の発生元からテーブルまでに距離があったほうが、輻射熱の影響を受けにくくなります。ですのでHOME&CAMPバーナーの方がテーブルへの熱の影響や輻射熱は少なそう。

とはいえ、どちらを使用する場合もテーブルの材質には気をつけた方がいいでしょう。

心配な方はステンレス製のテーブルを使用したり、バーナーシートを使う事をオススメします。

最大火力

こちらがフュージョンの最大火力です。約300個と言われる小さな炎口から分散して火が出ているため、炎の高さこそ高くないものの全体を通して火が出ています。

この炎口の数とバーナーヘッドがすり鉢状になっている事で、高い耐風性能を有しているそうです。

そしてこちらがHOME&CAMPバーナーの最大火力です。もう完全に火のトルネードになってます。

スペック上ではフュージョンのほうが最大火力が上ですが、見た目上はこちらの方が強そうに見えます。少なくとも炎の柱の高さは圧倒的にこちらの方が高くなっていました。

フュージョンは大量の炎口から分散して炎を出している一方で、HOME&CAMPバーナーは筒の内縁部分から一気に炎を出す事で局地的に火力を出しているようです。

特定箇所に強い火力を集中させるので、特に中心部分に火力が必要な場合は有効かも。

火力の調整のしやすさ

次に、火力調整のしやすさを見ていきましょう。

フュージョンではこのツマミを回転させて火力を調整していきます。

左回転をして弱火にしていくと、とろ火のような極弱めの火力調整が可能です。じっくり煮込み料理をするときには重宝しそう。

フュージョンのツマミでは、どこまで回せば火力が最大になるのか、最小になるのか分かりづらいのが難点でした。右回転で火力を強め左回転で火力を弱めるのですが、特に表記があるわけではありません。

慣れてないだけだとは思いますが、強めるつもりが火を消してしまう事もしばしば。

ではHOME&CAMPバーナーではどうでしょうか。

0〜Ⅲとオシャレさも醸し出しつつ火力の強弱がわかりやすいですね。使い勝手としては一般的なカセットガスコンロと代わりありません。

ツマミを一番左端までまわすとカチっと音がして着火しますので、そのあとは自由にツマミを回して火力調整します。

HOME&CAMPバーナーの最小火力も、同じようにとろ火のような弱火の調整が可能です。

火力の調整のしやすさはHOME&CAMPバーナーの方が、ツマミの位置が明確なのでわかりやすかったです。

ゴトクの大きさ

ゴトクの大きさはHOME&CAMPバーナーの方が明らかに大きい事はよくわかったと思いますが、逆に小さな調理器具の場合はどこまで乗せる事が可能でしょうか。

今回はキャンプで多くの方が使用されているUNIFLAMEのステンレスシェラカップ 300mlサイズを使って、それぞれのゴトクの上にのせる事が可能か確認してみます。ちなみにこのステンレスシェラカップの直径は約8cmとなります。

まずはフュージョンの方から。

さすがゴトク径が小さいだけありますね、余裕でシェラカップを上に乗せる事が可能です。ソロキャンプで手軽に料理をしたいときにはうってつけです。

ただ幅に十分な余裕があるわけではないので、うっかりぶつかったりすると簡単に落ちてしまいそうです。取り扱いには注意したほうがいいかもしれません。

ではHOME&CAMPバーナーではどうでしょうか。シェラカップを乗せてみます。

…論外ですね。シェラカップを置くことができませんでした。

HOME&CAMPバーナーのゴトクに乗せる事が可能な調理器具の最小直径は14cmとなっており、UNIFLAMEのシェラカップは底の部分が直径約8cmですので全くもって大きさが足りていません。

という事でHOME&CAMPバーナーを使ってシェラカップで調理するのは難しそうです。

ちなみにノーマルサイズのメスティンであれば余裕。

ただバーナーパッドのようにゴトクの上に乗せて使う商品もありますので、これを使えば使用できない事もありません。うちではバーナーパッドと網が兼用できるUNIFLAMEのミニロースターを使用しています。

こんな風にパンやおもちを焼きたい時に重宝できますよ!

まとめ

SOTOのレギュレーターストーブ フュージョンとsnowpeakのHOME&CAMPバーナーの比較でしたが、いかがでしたでしょうか。

私がなぜ両方持っているかという話については、この記事を書きたいがため手に入れた…というわけではありません。

最初は家でも使えるしオシャレだよねという理由でHOME&CAMPバーナーを購入したのですが、次第に夫婦でのペアキャンプでは手軽さも重要だという結論に至った事から、その1年後にフュージョンを購入しました。

というわけで本記事の本当の結論は、それぞれ用途が違うのだから欲しいなら両方買って損はない!迷ったら買え!という事でした(笑)

はい。ではお後がよろしいようでまたお会いしましょう〜。